PIRELLI Cinturato P7に履き替えてから、半年が経過しました。
現在のインプレを簡単に書いてみたいと思います。
その前に!
P7は私のもので3代目に当たると思います、そこで少し歴史を振り返ってみたいと思います。
初代は、ベテランの兄貴様なら私なんかよりずっと認識が深いと思います、恐れ多くも「世界一の走り」を約束した、あの杉あやパターンのP7です。
当時私の周りには、これを履かれている方など見たことがなく、ランボ・フェラーリ・ポルシェ等、次元の違う車が履かれていたような気がします。
ちょうどポテンザの86MやアドバンHF等のスポーツシリーズが出始めた頃で、舶来を見ることは少なかったですね。
せいぜい年上の少し凝った先輩なんかが、P6を唯一履かれていたと思います。
しかしそのP6も、コーナーでは「鳴き」が激しく期待したほどグリップは無かったような気がします。

初代P7のパターンです。
今見てもほれぼれする美しさを感じるのは私だけでしょうか。

マリオ・メッザノーテ。
P7/P-ZEROの生みの親だそうです、ちなみにこのパンフに書かれている内容ですが、
・P7を装着した911カレラTは、レーシングスリックを上回るタイムをたたき出した。
・50扁平で「硬い」、「柔らかい」の二つの表現しかなかった居住性に初めて「しなやか」という実感を実 現。
・ドイツのチューナー、イタリアンスーパーカーの唯一の選択であり、一癖も二癖もある個性をまとめる 柔軟性。
・どんな状況下、仮にブレークしてドリフト状態であっても直進する力を失わないように出来ている。
・車の個性を消さずに、欠点を補う力がある。
・モンスターマシンの足としての役割はP-ZEROに譲ったが、車に走らされるのが嫌いで最後までコン トロールしたいと考え る方にとって未だに名器である。
・高性能タイヤとは、すべてウェット性能のためにあるべき。
・・・まさに伝説、すごいの一言である!!当時のラインナップを見てみると、P7・P7F・P7Racingの3種類が用意されていたようです。
一度は履いてみたかった初代P7

ちなみにこちらはP6。
軽く説明します、
・ロードホールディングの悪さから、酷評されたフィアット132が、P6を標準装着してから「抜群のロードホルディング」と絶賛!
・55~70扁平、HR~ZRまで、のワイドラインナップ。
・あらゆる点で素晴らしくニュートラルで優しい。
・装着車を選ばない、これほど気だてのよいタイヤは他にない。
・乗り心地のソフトさからは、信じ難いシャープなレスポンス。

ちなみにこの内部構造は、後のモデルの基礎となったそうである。
・・・コンフォートよりのモデルだったのでしょう。
「鳴く」=滑る(グリップしない)と考えたのは、若さゆえ経験不足だったのか。

2代目P7です。
もうここまで来ると、初代とは別物「コンフォート」ですね。
それほど騒がれることなく、殿堂入りを迎えようとしております。

おまけ、P4000当時のコンフォートモデル。
ベンツ、ジャガー・ランチャ・テーマに標準だそうで、価格を確認すると、・・・P6000より高く、
私のサイズ 225/60/16でなんと1本58,000円なり。と言うことはもろもろで1台分250000円?

話が相当脱線しました、失礼!
それでは現在の(3代目)P7インプレですが、
・思ったより静かです、巷では割とうるさいような事が書かれていますが全く気にならないレベルです。
ただし、センターラインなんかを踏むと、しっかり訴えてきます※REGNOは正に絨毯上!これが聞こえなかった。
・ダンピングは素直で、REGNOが「ポヨンッ」なら、「ポンッ」と言った感じです。
このあたりが、「硬い」と言われるものなのか?私にはちょうどいいです。
・ハンドリングは、REGNOに比べ中立付近の「ダル」さは若干あるが、長距離で疲れない。
※以前に中国道でレーンを誤り、000kmで急ハンドルを切ったが何事もなかったように素直に回避できた。
よく似た場面に、2~3回救われた。←これは140の味付けによるものもあるか・・。
・REGNOに比べ、綺麗に減っているように感じる。
・転がりがよく感じる。
・今回PIRELLI社の製品を初めて購入した満足感。
総じてトータルバランスに優れており、今のところ非常に満足しています。

■番外編
ちなみにこの、MICHELIN MXV4が純正装着タイヤです。
これもいいタイヤでした。
トランクには、まだ髭の生えた新品がおねんねしています。